第5シリーズ 第5話 「ゆうれい長屋」
あらすじ:
貧乏には慣れた斬九郎(渡辺謙)ですが、母親・麻佐女(岸田今日子)の食い道楽が悩みです。ある日、付け馬ならぬ付け犬を付けられて帰宅すると自分の2両が母親とよねの鰻重に変わっていました。超低レベルの言い合いの末、ついに堪忍袋の緒が切れ、屋敷を飛び出して貧乏長屋で一人暮らしを始めました。佐次が教えてくれた長屋ですが、家賃がめっぽう安いのには理由があって、幽霊が出るという噂でした。
その夜、土間から男女のささやき声が聞こえてきました。しかし幽霊ではなく、宗近右近(筒井巧)と桜井千鶴(佐藤友紀)という、どちらも七千石の旗本の息子と娘でした。二人は許嫁ですが、ある有力者が美しい千鶴に横恋慕して、その意を受けた醍醐三郎(三浦洋一)という侍が二人の仲を割こうとしていました。そのため千鶴が長屋に隠れていました。斬九郎は芸者の蔦吉(若村麻由美)の力も借りて、醍醐の陰謀を阻もうとします。
今週の蔦吉:
まるで斬九郎との新婚夫婦のような状況でついつい頬が緩んだり、大奥のお年寄りの使いに化けて千鶴を助けたり、やっと斬九郎の口から二人の暮らしの話がでて喜んだり...。