第3シリーズ 第3話 「姉上」
あらすじ:
大奥に上がっている斬九郎(渡辺謙)の姉・いち(梶芽衣子)が七年ぶりに宿下がりしてきました。親戚やご近所への土産の品々に50両もの金が掛かるため、斬九郎親子は先祖伝来の鍋島の大皿を売ることにしました。辰巳芸者の蔦吉(若村麻由美)のつてで、焼物道楽の味噌問屋、三洲屋太兵衛(左右田一平)が二十五両で買ってくれました。太兵衛の娘・おしの(山本容子)は一旦武家の養女となり、大奥に行儀見習いに上がっていました。
注: 焼き物の鍋島についてはここが詳しいです。
今回は姉・いちの“理”と弟・斬九郎の“情”の確執のような筋ですが、《蔦吉ファン》としては、斬九郎の“メソメソ度”が若干高いような印象を受けました。物語自体は面白いですけど...。
今週の蔦吉:
二つの望みが叶うのか: 義父によって手討ちされそうな娘を助けようとしたり、遊び人だが心は温かい斬九郎と、生真面目で道理を重んじ、冷徹にも見えるいちの仲を取り持とうとする優しい思いが温かい。本当にいい女ですねぇ、斬九郎が羨ましい。