第2シリーズ 第2話 「居残り」
あらすじ:
斬九郎(渡辺謙)は友人と3人で吉原で遊びましたが、お互いに誰かが払うだろうと思っていたため、料金の五両が払えず、完済するまで斬九郎一人が「居残り」となって雑用を手伝わされることになります。そこに吉原で五本の指に入るという花魁「朝霧」(藤吉久美子)の命が若い侍に狙われるという事件が発生します。
今回は朝霧の悲しい物語ですが、かすかな希望のようなものも見えます。
今週の蔦吉:
蔦吉(若村麻由美)の出番は時間的には少ないものの、役割は重大。命を狙われている朝霧を守るために替え玉になって欲しいと斬九郎に頼まれますが、徹底抗戦を試みます。いつもは頼まれなくても困った人を助ける世話焼きなのに珍しい。何故なんでしょうか。その時蔦吉は、「吉原じゃねぇ、深川の芸者のことをあれこれと言っている様だけど、あたしゃ芸一本で張っているんですよ」と言いました。 芸は売っても体は売らないという、芸者の矜恃からの反発なんでしょうか。
結局替え玉を引き受けますが大丈夫なんでしょうか。蔦吉が死んだらシリーズが終わってしまうので(個人の意見です)、当然大丈夫なんですが、どんな目に遭うのか、《蔦吉ファン》としては、はなはだ心配な物語です。