第2シリーズ 第5話 「雲隠れ」
あらすじ:
この回は、ある侍の仇討ち物語です。
丹波某藩の藩士、川添小平太(伊原剛志)は家老斬殺の濡れ衣を着せられた上、目の前で妻子を殺害されて逐電しました。浪人となった小平太が、偶然、すごい切れ味だが持つ者に次々と災いを起こすという妖刀「雲隠れ」を手に入れ、仇討ちを始めます。まずは、江戸城大手門外で、寺社奉行を務める同藩藩主・斉藤対馬守の行列を襲い、駕籠を対馬守もろとも真っ二つにしました。
参考: 北町奉行所与力の西尾伝三郎(益岡徹)は妖刀を「一度鞘を放てば災いを招き次々と人を斬る、血を吸わねば収まらぬ妖しい剣」と言っています。
藩の江戸家老になっていた黒幕の三谷帯刀(みつやたてわき:麿赤兒=まろあかじ)は藩を守るため対馬守斬殺事件のもみ消しを図ります。事件を隠すだけでなく、片手業の斬九郎(渡辺謙)に小平太を討たせようと考え、斬九郎を意のままにするため、蔦吉(若村麻由美)を拉致します。やなやつですねぇ。
今週の蔦吉:
蔦吉には、大坂屋の隠居が小料理屋の一軒でも持たせようかという話が持ち上がりました。蔦吉はその話を相談しようとしてか、東八で夜遅くまで斬九郎を待ちますが、現れません。「肝心なときにいやしないんだから...、あの馬鹿」だそうです。
その後、お座敷からの帰り、蔦吉は拐(かどわ)かされて大変な危機に見舞われます。《蔦吉ファン》としては麿赤兒め、じゃなかった帯刀め許さんぞ~てな感じになります。
今回、蔦吉と斬九郎の初めて(多分)の抱擁もあります。ついに、二人の仲がはっきりするんでしょうか~。んな訳ないかぁ。