第3シリーズ 第11話 「深川節」
あらすじ:
越前桑山藩十三万石の江戸家老・松平国兼(穂積隆信)が松平斬九郎(渡辺謙)を訪ねて来ました。国兼は斬九郎の父の従兄弟で、斬九郎を桑山藩に二百石で迎えたいと言います。藩内でもめ事があり、血のつながった信頼できる人間が必要なようでした。母・麻佐女(岸田今日子)は大喜びですが、斬九郎はためらい落ち込みます。国兼は、供の一人、寺田彦六(田中稔)を今後の連絡先として指名しました。
仕官の話を麻佐女から聞いて斬九郎の許嫁・須美(吉沢梨絵)は目を輝かせました。これで祝言も近いと思う女二人です。一方、斬九郎の心は決まらず、相変わらず茶屋遊びをしたり、飲んだくれています。返事を待っている彦六は、そんな斬九郎に「武士というものをどう考えている」と説教します。彦六は足しげく松平家に通い、そのりりしく一本気な姿に須美は惹かれていきました。
後に、仕官するのは江戸藩邸ではなく越前だと分かりました。それを聞いた麻佐女は夫の墓守が出来なくなるなどと言って躊躇します。斬九郎は大いに悩みますが、蔦吉(若村麻由美)は恋心を抑え、別れを覚悟して「男なら大きな仕事を」と説得しました。
今週の蔦吉:
前話と今回、二回連続して蔦吉には辛い話になりました。前回は何かもやもやした終わり方でしたが、今回はシーズンの最終回なのでスパッと、すっきりと終わるに違いありません...、多分。