遅れて来た
蔦吉ファンサイト

時代劇、御家人斬九郎を観ましょう!

第3シリーズ 第5話 「馬の脚」

あらすじ:

斬九郎(渡辺謙)は蔦吉(若村麻由美)と芝居を見に行くつもりが、心ならずも、蔦吉が世話をしている半玉のおなみ(中原果南)と一緒に月形弁天丸一座の芝居を見ることになりました。芝居を楽しんでいると、舞台に上がってきたやくざたちに二枚目役者の月形市丸(竜小太郎)が襲われ、危ういところを斬九郎が助けました。その夜、船宿・舟久で市丸がお礼に一席を設け、蔦吉とおなみも同席しました。

翌日二人が駆け落ちしたことがわかり、二人を引き合わせた責任を感じた蔦吉が斬九郎を連れて座長の弁天丸(沢竜二)に謝りに行きます。市丸は一座の金を五十両持って逃げていました。金はともかく役者の数が足りないのが困るという弁天丸に、蔦吉は斬九郎を舞台で使えないかと聞きました。まんざらでもない斬九郎でしたが、しょせん素人で結局馬の脚をすることに...。

一方、江戸では残忍な手口の押し込み強盗が荒らし回っており、 奉行所与力の西尾伝三郎(益岡徹)は、上司の期待に添えず、犯人の目星さえ付かない状況でした。

今週の蔦吉:

半玉のおなみの為に行動しますが、逆に蔦吉もおなみも危険な目に遭うという思わぬ結果が待っています。蔦吉の出番が多くて《蔦吉ファン》としては大いに楽しめました。

駆け落ち
宴席でおなみは市丸をじっと見つめ、市丸になぜかを聞かれる。翌日おなみと市丸は駆け落ちをする。

お礼の宴席で、市丸は自分の顔をじっと見つめるおなみに、自分の顔に何か付いているかと聞きます。おなみは否定し、蔦吉が助け船を出しました。

宴を終えた後おなみは市丸を追い、話しかけます。翌日二人は駆け落ちをしてしまいました。

市丸がいなくなり、役者が不足して困るという座長に、斬九郎で何とか役に立たないかと聞く蔦吉。

「駆け落ち」と聞いて弁天丸の芝居小屋に駆けつけた二人は、市丸が一座の虎の子の五十両を持ち逃げしたと聞きます。金は何とかなるにしても、一人欠けるとどの演目もがたがたになってしまうと言う弁天丸に蔦吉は、斬九郎でなんとか役に立たないかと聞きます。色々やってみましたが、全く演技の才能が無く、結局、馬の脚に落ち着きました。

子安村へ

蔦吉はおなみが心配なので、斬九郎と相談の上、おなみの故郷・子安村へ 行ってみることにしました。

おなみに会えることを期待して、おなみの国に向かう蔦吉。

この場面は、蔦吉を画面中央に固定し、背景を流して、移動している感じを出しています。こういうテクニックは昔映画で見たことがあって、《蔦吉ファン》としては、なんとなく時代劇らしい感じがします。

撮影のテクニックはともあれ、蔦吉はおなみに会えることを期待しているような表情で、美しい。

浜でおなみと会い、市丸とおなみの家を訪れた蔦吉。

浜でおなみと会えた蔦吉は、市丸(本名:半次)の家に行きます。そこで半次から二人が祝言を挙げたと聞きます。おなみの幸せを願うならこのままそっとしてやって欲しいとも言われました。おなみも土下座して頼みました。

納得した蔦吉は半次に頼まれ、件の五十両を弁天丸に返すべく持ち帰ります。

ペシッ!

また蔦吉に怒られる斬九郎です。

弁天丸が市丸にやるといった金をもらっちゃって良いのかと言う斬九郎の手を叩き、二人に返すという蔦吉。

持ち帰った五十両を弁天丸に返そうとしましたが、金は餞別にやったつもりでいた、折を見て姐さんから届けてやってくれと言います。これを聞いて、弁天丸が市丸を許したと思い、蔦吉と斬九郎は大いに安堵します。五十両を手に取って、(こっちだって迷惑を被っているんだから)丸々もらっちゃって良いのかねという斬九郎に対し、その手を「ペシッ」と叩き、「これは二人に返すの」という蔦吉です。「これは明日また(市丸のところに)届けに行きます」と言いますが、それが危険な事だとは知るよしもない二人です。

ちなみに、蔦吉は、軽く怒ったり、たしなめたり、気に入らなかったりすると、一瞬こんな表情をします。《蔦吉ファン》としては、こういう時は「即反省」がよろしいかと思います。

危機

蔦吉の後をつけておなみ・市丸夫婦の居場所を知った弁天丸一座の連中が、襲ってきます。

弁天丸の一味が来たのに気づく蔦吉。

弁天丸一味が来たことに気づく蔦吉。

弁天丸一味から新婚の二人を守ろうとする蔦吉。

弁天丸一味から新婚の二人を守ろうとする蔦吉。

《蔦吉ファン》としては、馬の脚(斬九郎)はまだ来ねぇのかよぉてな感じですが、来ないわけはありません、よね。

馬の脚
おなみを励まそうとしてか、蔦吉の三味線の伴奏で馬の脚になって踊る、斬九郎と佐次。

なんとか希望が持てるところに収まりました。おなみを励まそうとしてか、蔦吉が三味線を弾き、斬九郎と佐次が馬の脚になって踊ります。

 

第3シリーズ