遅れて来た
蔦吉ファンサイト

時代劇、御家人斬九郎を観ましょう!

第4シリーズ 第8話 「狙われた女」

あらすじ:

旗本・田所采女(うねめ、岡本富士太)の妻・美津(伊藤蘭)が四歳になる一子竹丸(横山彰人)を連れて実家の墓参りに行くと、かつて愛したことのある土岐仙之助(籐堂新二)が待ち伏せしていました。仙之助は復縁を迫りましたが美津が断ると、竹丸をさらって逃げました。

斬九郎(渡辺謙)のところに、北町与力・西尾伝三郎(益岡徹)の妻・るい(唐沢潤)から誘拐された竹丸を探し出すという片手技の依頼が来ました。るいは美津と知り合いでした。田所の屋敷で「明日の暮六ツ、奥方ただ一人で金二百両持って宗龍寺裏の墓地へ」と書かれた脅迫状を見た斬九郎は、奥方一人という表現が気になりました。金目当てではないかも知れません。

一方、美津は過去のことを夫に言うことができませんでした・・・。
今週の蔦吉:

今回は美津を間にした田所采女と土岐仙之助の物語です。特に土岐と田所のキャラクターが濃くて、蔦吉(若村麻由美)が薄くなっちゃったみたいな感じです。前半は情報伝達係プラスアルファといった感じの端役、後半は何とかそれなりの役かなといった所です。物語としては面白いのですが、《蔦吉ファン》としては若干複雑な感じです。

今週の名(迷)場面 (^_^;) :

捨吉(犬塚弘)逮捕劇の直後、東八の前で、りよ(日下由美)の娘、八重(山本奈々)が風車を吹いていると、その息が白猫にかかり、猫が嫌な顔をして逃げていきました。(真面目に演技している俳優の皆様には申し訳ありませんが、つい笑ってしまいました。)

蔦吉情報
食い逃げ犯に助け船を出す蔦吉(若村麻由美)

佐次とりよが経営する東八で食い逃げをした捨吉を、大捕物の末捕まえて東八に連れ帰り、問い詰める斬九郎と、佐次(塩見三省)、梅吉(大橋一三)の三人です。近々一仕事があって、その分け前で返すと言いますが、信用されません。そこに蔦吉が現れ、助け船を出します。

金のめどは立っている、利子をつけて返すという食い逃げ犯を支持する蔦吉(若村麻由美)

蔦吉が本当かと聞くと、捨吉は当たり前だ、でかい山だ、利子をつけて返すと言います。この写真は、疑っている斬九郎に向けて、「ほら」と言う蔦吉です。

蔦吉に負けた感じの斬九郎が東八に来た理由を聞くと、お袋様が探している、多分大きな仕事だと思うと言います。

喜んで屋敷に帰ると、その仕事は、拐(かどわ)かされた竹丸を助け出すことでした。

また情報
旗本の奥方がいなくなったことを慌てて斬九郎に伝えに来た蔦吉(若村麻由美)

捨吉の「でかい山」が誘拐犯の手先だったため、東八に連れてきて事情を聞いていると、蔦吉が慌てて来て、田所家の奥方がいなくなったらしいと言いました。

斬九郎は、「行った先の見当は付いている、だが事が事だ、その前にちょいと話しておきたい人がいる」と言って出て行きます。

蔦吉登場!立ち回り。

美津が行ったのは誘拐犯がたむろする仙之助の隠れ家でした。美津を助けるためにその隠れ家に入った斬九郎が、とっさに美津を人質(!)にし、子供と引き替えに女を渡す、時と場所は後で捨吉に知らせると言って立ち去りました。

酔ったふりして旗本の奥方に近づく蔦吉(若村麻由美)

誘拐犯との約束の暁七つ半(日の出の1時間半位前)よりかなり遅れて、口三味線を唄いながら、酔ったふりをした蔦吉が現れました。空は既に明るく、美津は提灯の火を落としていました。斬九郎:「馬鹿野郎、気を持たせやがって。」 蔦吉は美津に近づき、絡みます。これにイライラして、隠れていた仙之助と仲間の浪人が木立の陰から飛び出ました。

誘拐犯たちに啖呵を切る蔦吉(若村麻由美)

誘拐犯とちょっと立ち回りをして、「じたばたするんじゃないよ、お前たちはもうおしまいさ。」

斬九郎登場!大立ち回り。
大立ち回りの斬九郎を見る蔦吉(若村麻由美)

斬九郎が現れ、大立ち回りです。

誘拐された子の母親が抱える複雑な事情を知った蔦吉(若村麻由美)の表情

大立ち回りが終わりました。美津の抱えた複雑な事情を目の当たりにした蔦吉の表情です。

「地獄だもの」
過去の過ちのため自分を責める女性の気持ちをおもんばかる蔦吉(若村麻由美)

船宿舟久に保護されている美津が食事にも手をつけません。困ったはねぇと言うおえんに、無理もないわねぇ地獄だものと答える蔦吉です。美津は地獄から救われるのでしょうか?

 

第4シリーズ