遅れて来た
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時代劇、御家人斬九郎を観ましょう!

奇数日は第1シリーズ各話からの写真です

一期一話 兵庫に襲われる直前のお座敷で「伽羅の香り」を踊る蔦吉(若村麻由美)その1
一期二話 改革派の侍たちを心配げに見送る蔦吉(若村麻由美)その1
一期四話 不審者が近づいてきたのに気づいた蔦吉(若村麻由美)
一期五話 横顔が美しい蔦吉(若村麻由美)
一期六話
一期七話
一期八話
再放送ニュース:

2024年11月23日(土)午後8:30~9:55に第1シリーズ第1話「かたてわざ」が放送されます。

2024年10月30日からBSフジで再放送中です。

初回放送は2024年10月30日(水)午後6:30~7:25で、第1シリーズ第2話「用心棒二人」です。

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蔦吉ファンサイトについて

かつて「女は愛嬌、男は度胸」なんてぇ言葉がありました。でも、時代劇の中には(多分現実にも)愛嬌も度胸もある女性がいるんですね。その一人が、人として、女として魅力満載の辰巳芸者「蔦吉」です。その蔦吉が出ているのが、時代劇「御家人斬九郎」です。

このサイトは「御家人斬九郎」を再放送で観て、若村麻由美さん演じる蔦吉にはまってしまった一ファンが一方的に偏った見方で、写真も使って蔦吉のことを紹介するものです。御家人斬九郎自体、非常に面白い時代劇ですが、そのストーリーに関しては必要最小限しか言及しないので、全体の筋を追うことはできません。

ここは蔦吉ファンのサイトなので、蔦吉が出演しない回に関しては除外してありますが、除外した回がつまらないという事ではありません。時代劇としてみれば、蔦吉がいなくても優れたドラマであることに変わりはありません。

時代劇「御家人斬九郎」について

この時代劇は1995年の1月から2002年2月まで、約7年間にわたり、5シリーズ50話がフジテレビで放映されました。貧乏御家人の松平残九郎と辰巳芸者の蔦吉を中心とした物語です(《蔦吉ファン》個人の見方です)。その後色々なところで再放送されていますが、この頁のアップデート時点でDVD化はされていません。当初のフジテレビの放送日と、BSフジの一部再放送日のデータはこちらにあります(《蔦吉ファン》が確認出来たものだけです)。

原作は「眠狂四郎」などで知られる柴田錬三郎ですが、テレビ版では、登場人物の個性や特徴に原作とは違う部分があります。特に、原作で蔦吉とおぼしき人物は単なる斬九郎の情婦で、ろくな役割を与えられていず、はなはだ寂しい存在です。《蔦吉ファン》としては素晴らしい魅力的な個性と役割を蔦吉に与えてくれたテレビ版の制作者の皆様と、蔦吉を理想的に演じた若村麻由美さんに感謝しています。

斬九郎(渡辺謙)

松平斬九郎(渡辺謙)時代劇御家人斬九郎 蔦吉ファンサイト斬九郎の本名は「ざん」の字が違う、松平残九郎家正です。御家人で名門の家柄ではありますが、給与だけでは生きてゆけず、隠れアルバイト(かたてわざ)で非公式処刑の首斬り人等をやっているので付いたあだ名が「斬九郎」です。時代劇ヒーローの王道を行く剣豪で、正義感が強く、弱い者、正しい者の味方ですが、一方では、大酒飲みの遊び人です。(原作本では「飲む、打つ、買う」の三拍子そろった横道者」)。年齢は第4シリーズ第4話の時点で32歳。

異常と言って良い程の美食家の母親を養う為、金には非常に苦労しています。酒には目がなく失敗もありますし、若干軽率なところもあって、蔦吉に呆れられることも多々あります。蔦吉からは銭九郎だとか、けち九郎だとか、唐変木とか言われます。背が高いので火の見櫓と言われたりします。弱い者、特に哀れな女は放っておけないので、結果的に蔦吉を悩ませたり、傷つけたりする事がありますが、そういう蔦吉の女心は分かってないようです。

蔦吉(若村麻由美)

辰巳芸者蔦吉(若村麻由美) 時代劇御家人斬九郎 蔦吉ファンサイト蔦吉は元々武家の娘で、本名は大沼妙、深川の辰巳芸者です。第1シリーズの第1話で、「芸者もこのくらいのレベルになると大体旦那が付いているのに、何故か蔦吉にはいない」という内容の話も出てきます。北町奉行所与力であった父親、大沼武兵衛が無実の罪で疑われて切腹し、母も病死したため、出入りの植木職人夫婦に引き取られて育ちました。

美人で姉御肌、気っ風が良くて正義感が強く、高い倫理観を持ち、特に困っている人に優しい人物です。斬九郎と明らかに相思相愛なのに、関係が今一はっきりしません(BSフジのウェブサイトでは「もどかしい恋模様」と言ってます)。小太刀の名手で気も強いので、チンピラが複数で掛かっても勝てません。頭が良いし、怒ると怖いので、斬九郎もタジタジです。巷の噂やお座敷で得た情報を斬九郎に伝えたりもします。あと、世話焼きというか可成りのお節介ですね、良い意味で。

その他のレギュラー出演者

その他にもこの二人を囲む個性的な人達がいてこの時代劇をより面白いものにしています。当面、主な出演者を紹介し、今後少しずつ増やしていく予定です。

松平麻佐女(岸田今日子)
松平麻佐女(岸田今日子)時代劇御家人斬九郎 蔦吉ファンサイト

斬九郎の母親。異常な程の食欲を持つ美食家。斬九郎が金に苦労する理由の一つが、彼女の食欲です(もう一つは斬九郎本人の酒好き・遊び好き)。鼓と薙刀の名手で教養もあります。松平家の出自に対して誇りを持っています。弱い者を助けたいという優しい心もありますが、食欲には勝てません。高級な料理を前にすると、誇りも何もかも吹っ飛んでしまいます。斬九郎曰く「いつもいつも旨いもん食いたくて舌舐めずりしてる、言ってみりゃ安達ヶ原の鬼女みてえなごうつくババア」。

参考: 安達ヶ原の鬼女=旅人を殺しては食べ、殺しては食べていた老女(詳しくはここがお勧めですが、余りにも無残で痛ましく、《蔦吉ファン》は二度と読む気がしません)。

西尾伝三郎(益岡徹)
西尾伝三郎(益岡徹) 時代劇御家人斬九郎 蔦吉ファンサイト

北町奉行所与力。斬九郎の親戚で、幼なじみ。斬九郎に色々と融通を利かせてくれます。斬九郎には「伝」と呼ばれることもありますが、顔が雷おこしに似ているというので、斬九郎や麻佐女から「雷おこし」とも言われます。かつては蔦吉の亡き父、北町与力大沼武兵衛の部下でした。剣の腕はそれほどでもありません、というより、からっきし駄目に近いかも。若干気が弱い所もありますが、与力としての責任感は強く、人柄は信頼できます。

南無八幡の佐次(塩見三省)
南無八幡の佐次(塩見三省)時代劇御家人斬九郎 蔦吉ファンサイト

伝三郎に仕える岡っ引き。斬九郎と親しく、悪友のようでもありますが、こき使われる事が多い。麻佐女が大の苦手です。背中に八幡大菩薩の刺青をしているため南無八幡の佐次と呼ばれています。住んでいる所から相生町の親分とか、相生町の佐次とか言われることもあります。長らく独身でしたが、シリーズ後半で気になる女性が出てきます。ま、女性の扱いはあまり得意でない様で、どうなるんでしょうかね。

おえん(奈月ひろ子)
おえん姐さん(奈月ひろ子)時代劇御家人斬九郎 蔦吉ファンサイト

斬九郎が定宿のようにしている船宿「舟久」の女将。明るく優しい女性ですが、言うべき事は言います。女将らしく太っ腹で、柔軟。何かと斬九郎に便宜を図ってくれますが、原作本によれば、かつて麻佐女の下できびしい行儀見習いをしていた事を恩義に感じているからだそうです。が、テレビ版のおえんは、そんなことじゃなく、斬九郎の人となりに惚れているからというのが理由の様な気がします。

西尾るい(唐沢潤)
西尾るい(唐沢潤) 時代劇御家人斬九郎 蔦吉ファンサイト

伝三郎の妻。奉行所の与力である夫が斬九郎のような「信用できぬ遊び人」と付き合うのに反対しており、斬九郎もるいを苦手にしています。夫が悩んだ時には励まし、夫の危機には自分を曲げて斬九郎に援助を頼んだりもします。シリーズ後半で娘・ゆきえを授かると、夫が死んでも子供がいるからと余裕ができた様子。夫への心配が無くなったからか、斬九郎への対応が優しくなりました。

松平須美(吉沢梨絵)
松平須美(吉沢梨絵)時代劇御家人斬九郎 蔦吉ファンサイト

貧乏御家人・松平景之進の孫。第2シリーズ第1話の時点で数え年19歳。10年以上前から両家で約束している許嫁でしたが、斬九郎にその気はなく、人に妹だと紹介したりします。本人はずっと何時斬九郎と結婚できるのかと不安に思っていましたが、第3シリーズ最終回で別の相手と相思相愛となり、結婚。越前に行き、子供も出来て幸せになりました。なお、原作では景之信の「娘」であることなど設定に一部違いがあります。