遅れて来た
蔦吉ファンサイト

時代劇、御家人斬九郎を観ましょう!

第2シリーズ 第3話 「母の仇討」

あらすじ:

蔦吉(若村麻由美)が、中年の武家の妻、梅(江波杏子)を斬九郎(渡辺謙)の屋敷に連れてきました。野州(やしゅう)烏山藩士だった梅の夫は五年前、同じ藩の侍に斬り殺され、一人息子の源之助(宮下直紀)が仇討ちのため城下を離れました。梅は、その後消息不明になった息子を探しに江戸に来ていました。梅は息子に仇討ちをさせようと必死でしたが...。

参考: 野州は下野国の異称。烏山藩は下野国(栃木県)に実在していました。

今週の蔦吉:

町で行方不明の息子を探す梅を見かけ、難儀しているのを見かねて助けることにしました。しかし、自分で出来ることはあまりなく、斬九郎の家に連れて行きます。斬九郎と一緒に事情を聞いた蔦吉はますます梅への思い入れが強くなりますが...。

世話焼きの虫が...
蔦吉(若村麻由美)の人助けの虫がムズムズと動き出したか

高札場で息子を探す中年の武家の妻、梅(江波杏子)と会った蔦吉は世話焼きの虫がムズムズと...。

嫌な奴か...

斬九郎の母麻佐女が郎党を連れて旅に出た隙に蔦吉が訪れます。斬九郎は妄想を膨らませますが...。

自分一人だけになるのを見計らって来たのかと問う斬九郎に「実はそうなの」と答える蔦吉(若村麻由美)

「てえことはお袋たちがいなくなるのを見計らって?」 「実はそうなの。」

妄想を膨らまして二人で暮らそうかと言う斬九郎に、それも良いんだけどぉとやんわり断る蔦吉(若村麻由美)

斬九郎は完全に勘違いして妄想を膨らませます。「どうする?二人で暮らしちまおうかな。」 「ウフフ、まぁそれも良いんだけどぉ」

無理を言う蔦吉(若村麻由美)に嫌なやつだと言う斬九郎(渡辺謙)

勘違いしている斬九郎に対する「実は連れ(梅)がいるの」から始まったバトル。「母親代わりに面倒見たら?」「お前って本当はやなやつなんだね、きっと。」で、蔦吉の勝ちかと思いきや...。

斬九郎はこの場から逃げようとします。でも、結局、金目当てで受け入れ、梅の息子捜しをすることになりました。

斬九郎の名誉のために付け加えると、常に「銭九郎」という訳ではありません。後々、梅からもらった15両に、借金して得た5両を足して20両にし、大変良いことに使います。

心配で...

源之助が見つかりましたが、仇討ちが出来るような風には見えず、また、母親には会いたくない様子です。

梅が国に帰るわけないという蔦吉(若村麻由美)

源之助とおみよ(小松エミ)の幸せを考える斬九郎は、源之助が見つからなかったことにして梅が国に帰っちゃくれないかと言いますが、梅の気持ちがよく分かる蔦吉は「帰るわけありませんよ」と明確に否定します。

この後、斬九郎に梅の心配などしてないで座敷に行ってこいと言われましたが、「心配で酔っ払いの相手なんかしてられませんよ」だそうです。

高札場で何かを見つけた蔦吉(若村麻由美)

で、心配なので斬九郎と二人で高札場に行き、梅をそれとなく見守っていましたが、何かを見つけたようです。

仲が良いなぁ・・・
二日酔いの斬九郎のつぶやきにほほえむ蔦吉(若村麻由美)

昨夜、屋台で源之助と話し込み、梅に対する気持ちなどを理解した斬九郎ですが、深酒をして二日酔いになっちゃいました。 舟久で梅干し茶(かな)を作ってあげる蔦吉です。斬九郎が「あ痛、飲み過ぎた」(多分)と呟いて、蔦吉がつい笑ってしまうような場面です。

膝枕で斬九郎の耳かきをする蔦吉(若村麻由美)

その後色々ありましたが、梅が、仇討ちを諦めるべきだとの斬九郎の説得に応じたようです。で、膝枕で耳かきなんかやってやがんの。

でも...

人には、それぞれに別の思いがありまして...。物事は必ずしも斬九郎や蔦吉が期待する方向に行くとは限りません。

町方は武家の問題に手を出せないと言う西尾伝三郎に悔しがる蔦吉(若村麻由美)

西尾伝三郎は武家の問題(仇討ち)には町方は手を出せないと言います。蔦吉は「悔しいわねぇ」。町方にはどうにもならないことをやるのが斬九郎でしょうか。

蔦吉(若村麻由美)の肩に手を置き、無言で出て行った斬九郎を見送る涙目の蔦吉

蔦吉の肩に手を置き、無言で出て行った斬九郎を涙目の蔦吉が見送ります。

 

第2シリーズ